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「もてなし」の心

宝島社から出版されている「世界が感嘆する日本人」という本に、震災を受けて報じられた海外メディアによって海外の人たちが私たちにどのような感情を抱いたかについて、詳細に書かれています。

その中で、オランダ人ボランティアの心境を総括した言葉が書かれていた箇所がありました。

被災者を助けるために現場に行ったのに、その惨状は目に余りすぎて、私たちの方がすっかり打ちひしがれてしまった。

それなのに、逆に被災者の方々から励ましの言葉をかけてもらったり、手袋を貸してもらったり、絆創膏を貼ってもらったり・・・。

日本人というのは、どこまで忍耐強く、そして礼儀正しいのだろう。だからこそ絶対に、彼らはまた前進していくだろう!
(以上原文のまま)

オランダ人が持ったこの感想は、私たちでも感動すると思います。

しかし私たちには、潜在的に、自分より他人を大切にする「おもてなし」の文化が根付いているので、ごく自然な行動なのです。

私たちは誰かの労をねぎらう時に、必ず「御苦労さまでした」と言いますが、これも相手を労う、イコール「自分より相手のことを考える」という文化の現れです。

これは私たちが持つ固有の文化で、これに該当する表現はヨーロッパ言語にはありません。

ですから、オランダ人が私たちの人を気遣う姿に感激したのも、日本固有の文化を知らないのであれば、当然のことだったのでしょう。

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The Spirit of Hospitality

The book "Japanese People Impressed by the World" published by Takarajimasha describes in detail how foreign people thought about Japan which has been reported after the earthquake by foreign media.

It has the article that sums up the feelings of volunteers from Netherlands.

"Although I visited to help victims, the devastation was too awful and we had been completely stricken.
Nevertheless, conversely the victims gave us words of encouragement, gloves and a Band-Aid…

Japanese people are so patient and polite.
That's why absolutely they will continue to move forward! "

The impression of Netherlander has moved us.

But we have potentially the culture of hospitality to sympathize with others, so that it is a very natural behavior for us.

When we appreciate the pains somebody has taken, we always say "gokurou sama deshita".
It suggests the culture of being thoughtful for others rather than yourself.

This is our unique culture and European languages do not have the expression corresponding to it.

So, it is understandably that Netherlanders were impressed with people who sympathize with others if they do not know Japanese unique culture.

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