世界に広がるオタク文化
日本の漫画やアニメは、欧米諸国には90年代頃から輸出され始めました。
日本漫画の高度な技術やストーリー性は確実に注目を集めてきました。
いち早く日本の漫画文化に注目したのは、フランスです。
フランスでは70年代に「キャンディ・キャンディ」が紹介され、一大旋風を巻き起こしました。
それ以降の世代はみな、日本の漫画・アニメを見て育つようになったのです。
2000年代以降フランスで毎年行われるようになった「ジャパン・エキスポ」、またアメリカ各地で行われるオタクイベントが圧倒的な影響力を持つことは言うまでもありません。
しかし、90年代には、既にブラジルでアニメ「聖闘士星矢」が放送されて高視聴率を取ったことから、日本出身のブラジル人(=日系人)に留まらず、非日系人の間にも日本の漫画文化は人気を得るようになっていたのです。
このように、日本発のオタク文化は、人種を問わず非戦略的なところで、気付けば世界的に受け入れられるようになっていました。
そして、本格的に日本のオタク産業を世界に向けて発信するようになった2000年代、その勢いはアジアの大国である韓国・中国、ヨーロッパ各国、更に東南アジア、南米諸国へと一気に広まりました。
それまで世界のサブカルチャーを牽引していたアメリカやイギリスをすっかり押しのけ、日本発のオタク文化は今、圧倒的な人気を博しています。
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Otaku culture spread around the world
Japanese manga and anime has been introduced to the Western countries since the early 1990s.
The advanced technology and a story line of the Japanese manga have attracted people's attention.
First, France paied attention to Japanese manga culture.
"Candy Candy" was introduced in the 1970s in France, which was very popular at that time.
Since then young people have grown up with Japanese manga and anime.
Japan Expo held every year since the 2000s in France and also otaku events held in cities across the United States have been a significant influence.
In the 1990s, "Saint Seiya" had been broadcasted and had good ratings and Japanese manga culture has been popular not only for Japanese Brazilian but also non-Japanese Brazilians.
In this way, regardless of races, otaku culture derived from Japan has been accepted around the world without strategy.
And it has spread to South Korea, China, Europe, Southeast Asia, and South America in the 2000s when otaku industry begun to be introduced to the world.
While the United States and the United Kingdom used to lead the sub-culture of the world, now Japanese otaku culture is popular overwhelmingly.
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